気まぐれなももぽえむ

気まぐれなももぽえむです。

DTCP-IPって(普及を加速してほしい!)

DTCP-IPっていう言葉をどれだけの人が知っているだろうか。

コンピュータ業界に長くいる人はピンッ!とくるのはTCP/IPじゃないかと思う。

TCP/IP.....Transmission Control Protocol/Internet Protocol
つまり、LANやWANの用語でネットワークプロトコルのことである。
詳しくは→http://e-words.jp/w/TFTP.html

じゃあ、DTCP-IPだから。。。Digital TCP/IPかな?
なんて甘~い!(そんなこと思っていたのは、私だけかも。。。)

ぜんぜん違っていた。
DTCP-IP.....Digital Transmission Content Protection over Internet Protocol
後ろのIPこそ一緒だが、コンテントプロテクション、
つまり保護されたコンテンツをデジタル転送するための規格らしい。
詳しくは→http://e-words.jp/w/DTCP-IP.html

で、何をするものなのかというと、
現在、我が家でやっているように、DVDやテレビ録画などしたものを他のパソコンやテレビに
ネットワーク越しに配信するときに著作権保護されたデジタルコンテンツ(番組や映画)を
如何にして保護したまま配信する。
というときに使う。

いま、販売されている地デジチューナーカードでは、これに対応をアナウンスしているのは
(株)メルコ(BUFFALO)だけだ。

ただ、こんな記事も出ている。
Microsoft社がDTCPDTCP-IPのライセンス受ける,Windows Media DRM技術に組み込みへ」
 →http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050623/106073/?ref=RL1
やっぱりここに期待するしかないのかもしれない。

よく考えると、我が家では、テレビ録画をこのパソコンで毎日のように行っていて、
家族が見るのはリビングにあるテレビで見ることのほうが多い(あんまり見ないが)。
そのには、ルームリンク(PCNA-MR1)が接続されていて、私のパソコンとはネットワークで
つながっている。パソコンにログオンすると、コンテンツのリストが表示され、
選んだコンテンツを配信する仕組みとなっている。
サーバー側(パソコン)にはDiXiMサーバーというDLNAという規格
(Digital Living Network Alliance)
に準じたソフトがインストールされている。
詳しくは→http://e-words.jp/w/DLNA.html

この仕組みは我が家には必須機能だ。

もっともっと加速してこの規格(DTCP-IP)に則った製品が出てくることを望む。
早く出せないならそんなのやめろ!といいたい。

何年か前からせっかくいい時代が来て「どんどん便利になるな!」と歓心していたのに、
著作権保護のおかげで、また5年以上も逆戻りだ!
一般のユーザーは、高画質化やデジタル化はそんなに望んでいないのだから。
ガチガチの融通の利かない製品は廃れるという世の中の法則に早く気がついてほしい。

著作権というものがどういうものなのかよく考えてほしい。
保護して利権を確保するだけがやり方ではないと思う。
「これにはお金を払ってもいいな」と思えばみんなお金を払うんだ。
シェアウェアがいい例だと思う。
少なくとも使ってみて「いい」と思ったシェアウェアにはお金を払っている。
そういうもんだと思う。