Intel(R) TPM Provisioning Serviceが自動起動しない(停止)場合の対処
今秋に出るとされているWindows 11では、TPM2.0が必須となるようだが、
その前に、メーカー製PCでは、標準でTPMが有効になっているために、
Windows Server 2019(2016も?)をインストールすると、
いきなり、Intel(R) TPM Provisioning Serviceが立ち上がらない。
(上記の画像は、立ち上がっている図)
立ち上がらないくせにイベントログを見ても何も残っていないのも不快。
「個人で使っていて盗まれる心配もないし、ディスクの暗号化なんてしないよ。」
なんて人は、このサービスを手動か無効化してしまえば問題ないのだが、
ここはひとつ、自動起動で立ち上がるようにするための対処法を記します。
(1) まず、Power Shellを管理者モードで立ち上げて、以下を実行します。
Disable-TpmAutoProvisioning
(2) 次に、同じ画面で、以下を実行。
すると、以下のウィンドウが開きます。
右側の操作にある、「TPMを準備する」が押せないことを確認する。
※ここで「TPMを準備するが押せる場合は、(4)に進む。
「TPMをクリア」を実行。
(3) すると、以下のウィザードが開きます。
ここで、再起動を押すと、ログアウトしますというメッセージが出るので
そのまま再起動を待ちます。
(4) 再起動したら、またPower Shellを管理者モードで起動し、以下を実行。
すると、右側ペインの「TPMを準備する」が押せるようになるので押します。
(5) ウイザードに従って、すすめると、TPMが使用できる状態になりますので、
Power Shellの画面に戻り、以下を実行。
Enable-TpmAutoProvisioning
以上で、Intel(R) TPM Provisioning Serviceはちゃんと起動するようになります。
(再起動後も)
※追記、ウソでした。やはり再起動したら、同じ状態になりました。
サーバーマネージャ上でエラー表示されてしまいます。
よくよく調べてみると、イベントID: 7036 「停止状態に移行しました。」
ということで、このエラーは無視してもよいもののようです。
私は、サーバーマネージャ上で赤くなるのがイヤなので「自動起動」→「手動」
に変更してしまうこととしました。
この他にもMicrosoft EdgeやGoogle Chromeのupdate serviceも同様にしています。
これらは残念なサービスです。
これから、OSの再インストールとかした際には、毎回こんなことをしなければ
ならなくなると考えると面倒でしかたない。