気まぐれなももぽえむ

気まぐれなももぽえむです。

本体へマザーボードの換装

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何度やってもどうやってもWindowsXPはそのままでは起動しませんでした。

仕方がないので、新しくOEM版を購入してインストールしなおすことにして、
とりあえず、本体への組み込み作業へと移ることにしました。

まずは、現在のマザーボードをはずす作業から行います。

本体の内部については、YAN's VAIO SITEに内部の写真等がありますので参考にしてください。
  http://www.vaiosite.com/review/vaio/desk/mxs1/mxs1-1.htm
  http://www.vaiosite.com/review/vaio/desk/mxs1/mxs1-2.htm
  http://www.vaiosite.com/review/vaio/desk/mxs1/mxs1-3.htm
  http://www.vaiosite.com/review/vaio/desk/mxs1/mxs1-4.htm
  http://www.vaiosite.com/review/vaio/desk/mxs3/mxs3-1.htm
  http://www.vaiosite.com/review/vaio/desk/mxs3/mxs3-2.htm
※MXS1とMXS3の紹介記事です。
今回の移植対象は、MXS7Rです。内・外部共にほとんど変わっていません。

本体を空けて、電源を取り出し、ディスク、オーディオカードをはずします。
これらは、フックを外側にずらすと外れる仕組みになっています(取説に記述あり)。
次に、AGPグラボ(標準はAGP-DVI変換カード)、ENX-18(チューナーカード)という順ではずします。
#メモリーははずさなくても大丈夫です。

そして電源関係のケーブルを先にすべてはずしてしまい、電源を完全に取り出します。

つないでいるケーブル類は一部を除き、コネクタの形がみんな違うので無造作に引き抜いても
あとで迷うことはありません。
オーディオカードとMDユニット電源のコネクタだけは同形ですが、つながっている線の数が違う。

次にMDユニットをはずします。これも電源と同様にフックを押しながら斜めに引き上げてやると
簡単に外れます。

最後に一番下のPCIスロットに刺さっているフロントのPC-Cardと基板コネクタでつながっている
ドーターカードをはずします。接続ポッドでつながっているのでラジオペンチなどでつまみながら
はずすとスムーズに外れます。

と、中を見るとさらに下にモデムカードが刺さっています。これもはずします。

これでマザーボードがむき出しになりましたが、底面の基板とつながっている16Pのコネクタを
2つはずします。これはあとで配線に使用しますので反対側もはずしてください。
#それからCPUの近くに8Pの平型の白いコネクタ(IEEE1394)もはずします。

ネジを一本一本丁寧にはずしていきます。一番とりにくいのは、メモリースロットのそばにある
もので、こういうときは、VESSELなどの精巧な工具が役に立ちます。
#ドライバーは百均などの安物ではなく、たいした値段ではないのでよいものを使いましょう。

ところが、ここにきてマザーボードがはずせません。
ケース底面にビス止めされている基板(Sony Digiral Sound System)が邪魔をして取り出せないのです。
#安易でした。

底面の基板のネジを取り去り、基板を傾けながらうまいことマザーボードを取り出します。

そして今度は、P5K-VMを取り付け。。。。

あせらず、コネクタの配線をします。
あらかじめ調べておいた、システムパネルとUSB4つ分を配線します。

先ほどはずした16Pの二つのケーブルにピン配置変換ケーブルを使ってピンを刺していきます。

一番端側のコネクタ(システムパネル用)
真ん中にボッチが出ているほうを上にして上から見た状態で上段左から1番、下段左から9番で。

コネクタ1
MXS側コネクタ P5K-VM
04番 グレー → (PLED-)
06番 グレー → (IDE_LED+)
07番 黒 → (Ground)
08番 赤 → (PWR)
11番 グレー → (PLED+)
15番 グレー → (IDE_LED-)

コネクタ2
MXS側コネクタ P5K-VM
01番 黒 → (GND)
02番 白 → (USB_P8+)
03番 緑 → (USB_P8-)
04番 赤 → (USB+5V)
05番 黒 → (GND)
06番 白 → (USB_P7+)
07番 緑 → (USB_P7-)
08番 赤 → (USB+5V)
09番 黒 → (GND)
10番 白 → (USB_P9+)
11番 緑 → (USB_P9-)

13番 黒 → (GND)
14番 白 → (USB_P10+)
15番 緑 → (USB_P10-)
16番 赤 → (USB+5V)
※この情報は後日整理しています(→http://blogs.yahoo.co.jp/momo_poem/36218378.html)。

USBは、線の色を合わせて配線するとわかりやすいです。
また、USBの番号は特に気にしません。別な配置でもかまいませんが、線の色を気にしてください。
また、コネクタ2の12番のみ配線がありませんが特に気にすることはありません。
コネクタ1の方は、グレーの線が間違えやすいですが、逆にさしても壊れません。電源スイッチの
色が変わったり、HDDの代わりにCDが付いたりするだけです。黒と白の線は間違えないでください。

※コネクタ1の方は、P5K-VMではMSG_LED,IDE2_LED等が割愛されているため、本来接続すべき対象が
 なくなっていますので、苦肉の接続となっています。

※もう一本長いIEEE1394(iLink)のケーブルがありますが、P4S533VX側ピン配列がわかっていないのと、
 必要に迫られていないため、あしからず、まだつないでいません。

※もしかするとコネクタのピン配列が違っている可能性があります。
 上記を信じず、自分でよく確認してから接続してください(私は責任をもちません)。

ここまで配線ができたら、よく確認をしてケースの中にP5K-VMを納めます。

ところが。。。すぐに気づくと思いますが、
背面のコネクタパネルが合いません。
#。なことはわかってる?

MXSの背面パネルは鉄板でできているので、これに穴を開けるのは至難の業です。
ということで、仕組みをよく見ると上に引っ張ると外れそうです。
案の定、上(ケース横)に引き上げてあげると比較的簡単に外れました。

そして、P5K-VMに付属のシステムパネルをはめて見ます。??
上(PS2コネクタの方)が少しはみ出さないとうまくはまりません。
そこで、カッターとペンチ・ニッパを駆使して、付属パネルの上部のサンの部分を切り取ります。
そうすることでうまくはまるようになりますので、うまく加工してください。
#面倒なら、なくても特に被害はありませんが、エアフローなどを考えるとここはできれば。。

お次は、マザーボードの端(コネクタ1付近)にあるボッチが邪魔してうまくはまりません。
#これはもともとのP4S533-VXには角にネジ穴があるのですがP5K-VMにはありませんので。
これもペンチを使ってうまくずらしながらもぎ取ります。ネジ式ではありませんのでねじりながら
抜き取ってください。
#プライヤーを使ったほうが楽にもげます。

そしてマザーボードをはめ込みます。#これがまたずらしずらししないとうまくはまりません。
ネジをすべて止めます。

今までの作業の通りの逆を行って組み立ててください。

電源コネクタはP5K-VMは24Pですので、購入しておいた20P→24P変換ケーブルを使います。

HDDは、購入したS-ATAを取り付けますが、P5K-VMに付属しているL字コネクタが
フタ(上)側にくるようにするとケースに当たらないようにできます。

光学ドライブIDEなのですがケーブルは、やはりP5K-VM付属のものを使ったほうが多少ですが
長いので取り付けやすいです。一番端から端までケースを横断しますのでエアフロー上に問題に
ならないよう、うまくねじりながら取り付けてください。
#ラウンド型のケーブルにするか、光学ドライブもS-ATA型に入れ替えたほうがよいかもしれません。

モデムカードとPC-Card用のドーターPCIカード、AGPグラフィックカードははまりません。
また、電源が270Wとギリギリな動作のため
PCI-Expressx16のグラボの導入もやめたほうがいいでしょう。

最後に電源のケーブルを取り付けますが、CPUファンとCPU用4Pのケーブルが短いので
少し工夫しながら電源をはめ込みます。
#CPUファンにケーブルが絡まないように気をつけてください。

以上で、組立作業は完了です。