気まぐれなももぽえむ

気まぐれなももぽえむです。

地デジ 許せない日本のテレビ放送の歪な進化とNHKに対して。

まずは、以下のリンクを開いて、B-CAS社の状況を確認して欲しい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/B-CAS

日本のテレビ業界は約4年後の2011年、アナログ放送終了を迎える。
そしてすべての放送がデジタルになる。
すべてがデジタル。これは歓迎すべきことである。

だが。。。。よいことばかりではない。いや、日本の場合は、よいことは「きれいになる」だけである。
それ以外は悪いことばかりのデジタル化である。
「きれいになる」というのは放送する密度、周波数が高くなるからである。
決してデジタルになるだからではない。アナログハイビジョンだって非常にきれいである。
もうひとつは受信障害が発生した場合、ある程度は修復されて表示される。
これも「きれいになる」ということには違いない。
これはデジタルだから、である。


しかし!

一般のユーザーは今までビデオテープに録画したものを再生して楽しむという
もうひとつの楽しみがあった。だがそのほとんどはこのインチキなデジタル化で妨害される。
アナログのビデオテープではコピーはできた(が画質がどんどん落ちていったが。。。)
デジタルになると、放送を一度だけ録画することはできるが、コピーすることはできない。
ムーブと呼ばれる移動しかできない。つまりコピーは一切禁止である。
DVDや他のメディアに画質変換して落とすことはできるがおおもとはなくなってしまう。
画質が落ちようが、コピーに失敗しようが移ったと認識すると
オリジナルは消えてなくなってしまうのだ。
また、同じコードでないと再生することができない。
つまり、友人などに貸して見せてあげることができない。
こんなにガチガチに厳しいコピー防止をしているのは日本だけである。
#ブラジルも日本方式を採用するようだが。。

この絶対に正常進化とは言えない事情を許してよいものだろうか。
この件に関しては、マスコミという事情もあって詳細を取り上げる番組や報道はまるでない。
マスコミ業界全体がグルになって覆い隠しているのだ。
#別に隠しているわけではないとは思うが、突っ込んで中身を暴露する番組はない。

また、もうひとつのインチキデジタル化は、
デジタル放送として送ってくる映像のすべてに暗号コードが標準で混ぜて送られてくる。
それを解読するためにはB-CASカードなる解読用のカードが必要になる。
#無料放送だろうが有料放送だろうがそのすべてに暗号コードが埋め込まれる。
すべて暗号化して放送しているのは日本だけ。

このカード、今後登録は必要なくなるようだが誰がこの解読番号をもっているかが
特定できるように1枚1枚管理されている。
これを発行する機関(企業)が後で述べるB-CASである。

それだけではない。最大のデメリットでかつ陰謀だと思うのは、
チューナー製造企業はこの機関に登録しないとこのB-CASカードの解読装置を手に入れることができない。
つまりこの機関がTVチューナーやテレビを作れる企業を限定することができてしまう。
#この機関に出資して登録しないと解読装置を付けて一般に売ることができないのである。
すべてのデジタル放送(地上・BS・CS)はこの装置がないとテレビ放送を映すことができない。

つまり、このインチキデジタルは、
Dpa(BPA)のとい組織が作った著作権保護という殻をかぶった企業囲い込み活動であり
自分たちの利益を追求するための陰謀である。

日本の公共テレビ放送は、こんな異常な進化の仕方をしてよいのだろうか?

こんな機関はなぜあるのだろうか?必要ないはずである。
普及させるための活動をする機関ならまだしも、管理・監督するために存在するのであれば
政府や非営利団体がやるべきであり、利益を追求するような企業団体がしてはならない。
だいたいこれにNHKが参画しているのが最高におかしい!
NHKは一般市民から集めた受信料をこんな機関に出資するな!
#受信料の義務化を政府に申し入れているが、そもそも企業を主張するなら
#WOWWOWやスカパーのように独自にスクランブルをかけて受信料を払わない人には
#見せないようにすべきだ。国に保護を求めるなら国営化してすべてを税金でまかなえ!
#はっきりしない支出を一般国民に義務化など理にかなった主張ではないだろう。

こんな機関がこんな形で存在しているのは全世界で日本だけである。

特定の企業体が企業囲い込みを目論むような時代錯誤もはなはだしい商法を
いまだに許している日本の社会(政府)にも問題がある。
TVチューナーを作れる企業を管理するなど独占禁止法違反もはなはだしい。
その性で諸外国のボードメーカーなどが小さな企業が地デジ用のTVチューナー付き
キャプチャーカードを作ることができない。
作れる技術はあったとしても、B-CASカードがないと映像を複号することができないからである。
いや、アイオーデータ機器なども参画しているがチューナーボードはどうも組織的に
作らないようにしているようだ。これはテレビを先に売るためか?
#疑問だらけだ。

著作権保護を主張しているが、昔から書籍だって紙のコピーを許してきたではないか。
自分たちの利益保護のためにやっている行為に過ぎない、
そのためにせっかくのデジタルのメリットをまるで潰している。
Dpaなどという団体はとっとと解体してこんなコピー保護なぞ考え直すべきだ。
#せめて無料放送のDRMなしや一世代コピーは作れるようにするぐらい、
#なんの問題があるのか?疑問だ。

著作権保護はコピーすることを妨害するのではなく、コピーしたことを追跡できる技術に力を
入れるべきだ。いままで書籍などにはそうしてきたではないか。
どうも音楽や映像に関しては動きがおかしい。
カセット時代にあった「複製に関しては個人として楽しむ以外著作権法に違反します。」
という言葉はどこにいったのか、コピーをして商売をした人・団体を摘発するように
動くべきではないか?
一般の消費者がデジタルの最大のメリットを失うようなデジタル化は意味がないし、
中小のハードメーカーを排除するような独占的な行為を許すべきではないと私は思う。

みんなで、こんな機関を排除する活動をしよう!
#で、どうやって?。。。だけど。。。

みなさんは、どう思いますか?