気まぐれなももぽえむ

気まぐれなももぽえむです。

P5K-VMでAHCIドライバがあっさり動作してしまった。

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私の使っているパソコンには、ASUS 「P5K-VM」というマザーボードが入っている。
このマザーボードIntelの「G33」と「ICH9」というチップセットを使っている。
S-ATAディスクが4台接続できるが、
S-ATA規格で、ACHI(Advanced Host Controller Interface)で動かすと
およそ15%程度速度が改善される(らしい)。
※HDDユニットが対応している必要がある
 因みに私のはHDT725032VLA360,HDT725050VLA360の2台構成。

が、がだ。
ASUSの正規代理店である、ユニティのサポートページには、
http://www.unitycorp.co.jp/support/faq/answer/lga775/p5k-vm.html
「本製品はAHCIをサポート致しません。初期のBIOSにおいてはAHCIを設定出来るバージョンもございますが、こちらはBIOS側の誤り であり、ご利用いただけません。初期設定である[IDE]に変更の上でご利用下さい。 」
と書いてあり、ずっとAHCIは使えないと思っていた。

ところが、ネットを探していると「ICH9でもAHCIが動作した」というようなことが
何件かレポートされている。

それをヒントに、マイクロソフトのサポートでAHCIを検索してみると以下のページを見つけた。
http://support.microsoft.com/kb/922976/ja
Windows Vistaのみ。

ここに書いてあるように、BIOSの設定でAHCIに設定後、レジストリをいじるとAHCIを有効にできる。
#実際の作業手順は逆。

レジストリエディタ(Regedit.exe)で、
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Msahci
を探して、Start項目の値を0(ゼロ)に設定するだけだ。
※もともとは4が設定されている。

レジストリを先にいじってから、再起動時にBIOSAHCIを有効にした。

すると、Vistaは正常に起動して、その後「新しいデバイスをインストールしています。」と
表示されて、インストール終了後にさらに再起動を求められたので、その通り再起動をすると。。。

上記のようになんの問題もなく、すんなり有効になってしまった!

だが、ディスクのアクセスに関して気持ち早くなった気もするが、
動作自体はほとんど変わらない感じだ。
#具体的にベンチマークでも取ってみれば少しは変わっているかもしれないが、やってない。

メーカー(Unity)が「サポートしていない」って言っているけど、
SP1になって状況が変わったのかもしれない。

バイスマネージャで詳しく見ると、
バイスの構成でATA Channel 2,Channel 3が無いのが気になる。
チップセット上では6個のポートをサポートしている(?)のかもしれない。

と、まぁ、Vistaは簡単にAHCIにできた。

※ここまではWindows Vistaでの話。ここからはWindows XPの話。

ところが。。。。
コメントにも書いたが、その後、今度そのままではXPが起動しなくなってしまった。
起動の途中でブルーバックのエラーを出して再起動してしまう。
それもそのはず、BIOS上でAHCIを有効にしてしまったので、
XPもAHCIとして起動しようとしてしまうからだ。

そこで、またネット上を徘徊したところ、
XPでは、インストール用のINFとOEMファイルを作ってやる必要があるらしいことがわかった。

まずは、AHCIに設定したBIOSIDEに戻してから、XPを起動して。

(1) Intelのページから前述の
インテル® マトリクス・ストレージ・マネージャー用
  32 ビット フロッピー設定ユーティリティー」をダウンロードする。
 このEXEファイルは、フロッピーディスクユニットがないと展開することができない。
 ※ストレージ・マネージャ本体のインストーラをダウンロードしても良いが、
  中からドライバーを取り出すのがやっかいらしい。

(2) 展開したフロッピーを、まるまるデスクトップなどにフォルダを作ってその中にコピーする。

(3) iaahci.inf TxtSetip.OEMの両ファイルにチップセット用の記述を追加。
  ※これについては、詳しい記述はここには書かない。
   今回はfenixさんがICH9用のファイルを提供してくれたのでいじらず仕舞いでしたし。

  なので詳しく書かれたページを紹介しておく。
  →http://pastime-blog.jugem.jp/?eid=15
  このページにある、ICH8/ICH9用設定ファイルを直接ダウンロードしてもよい。
  →http://www.pastime.ne.jp/archive/ich8_9.zip

(4) デバイスマネージャを開き「IDEコントローラデバイス」の中のドライバを選択し、
  そのプロパティから「ドライバの更新」を押して、今作ったINFファイルが入った
  フォルダを指定してドライバ(※)を更新する。
  置き換える際はエラーダイアログが出るが「はい」で強制的に更新する。
  ※「Intel(R) ICH9 SATA Controller」を選択。

(5) うまく置き換えられたら、再起動を要求されるので再起動する。
  その際、起動時に「Del」キーを押して、BIOSの設定画面でAHCIを有効に設定する。

(6) 再起動すると、またドライバのインストールが動くので、また同じフォルダを指定すると、
  ドライバが置き換えられて。。。また再起動。

以上で、BIOS上でAHCIを有効にしたままで、Vista、XPの両方とも起動できるようになった。
めでたし、めでたし!