気まぐれなももぽえむ

気まぐれなももぽえむです。

魅力を感じなくなってしまったソニー製品。

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ソニースタイルを徘徊していて改めて思ったのだが、

ソニー製品は魅力がなくなった。

ソニースタイルにある製品を大体見まわってみたが、
「高くても欲しい」と思える製品がひとつもない。
見あたらないのだ。情けない。

私自身が歳をとって目が肥えたのもあるのかもしれないが、
あまりにもひどい。VAIOBRAVIA、デジカメ、ハンディカム、ウォークマン。。。
買い込んだミノルタの一眼αまで、欲しいと思えない。
VAIOに至っては、ぜんぜん特徴がない。
#やることがないのでカラバリとAppleがやってるメッセージ刻印サービスを追加。。最低。

アクセサリー類や、ラジオやボイスレコーダー、コンポなども見てみたが、
何一つとして、「これ、欲しい」と思った製品に出会えなかった。

元々、私はソニー信者で、その昔(すでに30年ぐらい前)、ポケット型の
ソニー製品総合カタログを開いて、「あれも欲しいし、これも欲しい」と
ため息をつきながら見回していたものだ。

一時は、VAIO・テレビ・ビデオ・オーディオ・電話など身の回りの電化製品は、
ほとんどソニー製品で固めていた。それほど魅力的な製品群が揃っていたのだ。
ソニー株式会社に就職したいとまで思ったこともある。

あれほどまでに魅力的なブランドに魅力を感じられなくなってしまったのはなぜだろう?

あの当時のソニーの製品はアイディアが溢れていた。
ソニーの製品は、まずカタログを舐め回すようにその製品を勉強して、
購入すると、まずは取説を読まずにどこまで使えるかでその良さを感じ、
その後、取説を読んでみると新たな発見があって、すぐに壊れるソニータイマーが入っていた
としても、どうしても買いたくなるような、そんな素晴らしい製品に満ち溢れていた。

でも今は。。。。使いだせばそれなりな製品ではあるとは思うが、
あのワクワクさせて引き寄せるような魅力のある製品がない。
せいぜい有機ELテレビぐらいか。業務用製品ですら魅力がないように見えてしまう。
#当時は高くて一般庶民は変えないような業務用製品まで「欲しい!」と思っていた。

なんでこんな企業になってしまったのだろう。景気のせいか?
いや、企業体質が変わってしまったのだろう。
どこにでもある一般企業になってしまったのではないだろうか?
経営陣が変わり、社長が何度か変わり、企業が保守的になり、
優秀なエンジニアに魅力のある企業ではなくなってしまった。

当時の知り合いの話では「同じ製品の設計を何十人かにやらせて、その中から1つを選ぶ」みたいな
設計に時間をかけ人をかけ、よりよい製品を開発することに力を入れていた。
#それが好循環を来し、また次に続く。
だが、景気の後退し始めた頃からか、良い製品ではなく、売れる製品、安い製品、エコな製品と
現実ばかり追いかけるようになり、それが悪循環となり企業自体が落ちていった。
今のように魅力的な良い製品がまるでないつまらない企業になってしまったのではないだろうか?

この先、魅力的な製品→ブランド→企業に戻れるのだろうか?
もう無理かもしれない。

#個人的な見解であり、事実とは相違があるかもしれません。意見として聞き流してください。